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不妊・妊婦の豆知識

[Vol.102]
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次の妊娠のための「流産」と「不育症」講座Part3 不育症編
やっと授かった赤ちゃんを失うのは、つらく悲しいこと。
次の妊娠は大丈夫か?そもそも妊娠できるのか?など不安になりますよね。
でも大丈夫です。正しい知識を持って適切な検査・治療を受ければ、次の妊娠につなげられるんです。
前回は流産についてお話しましたが、今回は「不育症」について少し掘り下げてお伝えします。

流産回数だけでなく週数や年齢も考えて診断

一般的に、流産や死産を2回以上繰り返した場合には「不育症」と診断して、詳しく検査を行いますが、実は回数だけでは判断できません。
回数のほかに、手がかりとなるのは流産した週数です。ごく初期に起こる化学流産より、妊娠7週前後で心拍を確認できたあとの流産の方が、不育症の疑いが強まります。ちなみに受精卵の染色体異常が原因の流産の多くが、妊娠9週ぐらいまでに起こるため、妊娠10週以降の流産が一度でもある場合は、不育症につながる別の原因がある可能性も。この場合はすぐに検査に行きましょう。
さらに流産したときの年齢も不育症診断の手がかりに。年齢が若い時におこる流産の方が、不育症を疑うより強い根拠になるといえます。

不育症とは?

●不育症ってどういうこと?
妊娠しても、流産や死産、新生児死亡などを2回以上繰り返した場合「不育症」と診断されます。また、1人目の赤ちゃんを正常に出産していても、2人目、3人目が続けて流産や死産になった場合も「不育症」と診断され、検査・治療を行うことがあります。

●どこで受診する?
不育症専門の医療機関がおすすめ
不育症の件さや治療は、一般的な産婦人科、不妊治療を扱うクリニックよりも、不育症専門の医療機関で受けることが望ましいです。エビデンス(=根拠)にもとづいた適切な治療を行う専門クリニックを選ぶことが、ふいくしょうを乗り越えるためのファーストステップとなります。

●どんな場合に受診するべき?
流産を2回繰り返したら検査を受けましょう
流産や死産を繰り返したからといって、必ずしも不育症とは限りませんが、流産の原因となり得る、何らかの原因(=リスク因子)を持っている可能性が。また、受精卵の染色体異常が原因の流産のほとんどが妊娠初期に起こるため、妊娠10週以降で流産があった場合は別の原因がある可能性も。その場合はすぐに検査を受けましょう。

不育症の原因は?

不育症の半数近くが「異常なし」
最も多い原因は、抗リン脂質抗体陽性やプロテインS欠乏などの「血液凝固系異常」。不育症の原因が分かった場合、その原因を取り除いたり、症状を落ち着かせる治療を行います。一方、検査で原因が見つからない場合、診断結果は「異常なし」となります。不育症ではこのケースが4割以上で、治療の必要はないということになります。
不育症のリスク因子別頻度

おもな不育症のリスク因子と治療法

●夫婦染色体異常
【血液検査でわかる】
夫婦のどちらかに染色体の一部が入れ替わってる異常「相互転座」がある場合、受精卵の染色体異常の組み合わせによって、流産する確率が高い(約40%)ことがわかっています。この夫婦染色体異常は、日常生活を送るには何の問題もなく、治療で根本的に治す方法はありません。
【治療】
受精卵の染色体や遺伝子を調べ、異常のないものを子宮に戻す「着床前診断」があります。ただ、安全性や倫理的な観点から、受けるかどうかを慎重に判断する必要があります。

●内分泌異常
【血液検査でわかる】
甲状腺ホルモンの分泌が多すぎたり、逆に少なすぎたりする甲状腺の持病(バセドウ病、橋本病など)や、糖尿病などがある場合、それを治療せずに妊娠すると流産しやすいことがわかっています。
【治療】
まずは内科などの医師の協力のもと、原因となる病気の治療を優先。ホルモンバランスを整えるなど、症状を安定させてから妊娠を試みます。多くは妊娠中も治療を続けます。

●子宮の形態異常
【超音波検査or子宮卵管造影検査でわかる】
子宮の形の異常にはさまざまな種類があり、着床部分の血流の悪さなどが原因で流産しやすくなることも。特に正常な子宮の内腔が逆三角形なのに対し、内腔上部が凹んでハート形のようになった「中隔子宮」は流産率が高い(約50%)ことがわかっています。
【治療】
形態異常の種類によって流産のしやすさは異なります。腹腔鏡手術や開腹手術で、一部分を切除することもあれば、手術せずに経過観察を続け、妊娠を目指す場合もあります。

●抗リン脂質抗体陽性
【血液検査でわかる】
血流の遅い部分の血液が固まって、血栓を引き起こす「抗リン脂質抗体」。妊娠中、胎盤に血栓ができると、胎児に酸素や栄養がいかなくなり、流産しやすくなります。軽度でも、妊娠中は血栓ができやすい状態になるので、ほかの種類の血液凝固異常(プロテインS欠乏症など)の場合を含め、慎重な治療が必要です。
【治療】
血液をサラサラにし、血栓をできにくくする「アスピリン」を服用して治療。妊娠して胎嚢が見えてからは、自己注射で「ヘパリン」を投与する治療を行うこともあります。

検査で「異常なし」と診断されたら?

「異常なし」は喜ぶべきこと。ポジティブに考えて
検査で「異常なし」と診断されると「原因不明」ととらえて、不安を感じる患者さんも多いようです。しかし、悲観的になる必要はないと思っています。例えば2回流産した人が、何も治療せずに3回目の妊娠で無事に出産する確率は約80%とかなり高い数値なのです。きちんと検査した上で「異常なし」と診断されたら、喜んで次回の妊娠を目指す、そんな前向きな気持ちを持てるといいですね。


[参考文献]
Pre-mo Baby-mo 特別編集
「赤ちゃんが欲しい」2017 Autumn

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